向かいのイヌが死ぬ [日ごろのこと]
実家の向かいにある家の、メスイヌが死んだ。メスイヌは腰が悪く、寝たきりになっていたが、ご主人の命日に亡くなったそうだ。もともとは野良犬だったという。引き取ったのは私と同じ年齢の長男で、なぜかこの日、帰省したという。不思議なことがあるものだ。
メスイヌの顔に眉毛のような模様があって、いつも笑っているような表情に見えた。機嫌はいつも良く、ほえることがあるのかと思うほどであった。向かいの家の前ではなく、なぜか実家の玄関の前にいることが多かった。私はイヌというものは苦手だったが、よくこのメスイヌの頭をよくなでた。メスイヌは実家の前にあるノラネコ用のキャットフードをよく食べていた。私はこっそりキャットフードを継ぎ足していた。メスイヌはネコと仲が良くて、メスイヌ、ノラネコ、実家のネコと3匹で、実家の前によくたたずんで、くつろいでいた。平和な光景であった。
何度も読み返してしまいました。
この９行の文章から全てが目に浮かぶように伝わってきました。
ワンちゃんは、この家族とめぐり合えたこと、猫ちゃんとめぐり合えたことを
幸せだったと思っているでしょう。そして貴方と・・・。
by トトロ (2006-12-22 03:38)
トトロさんへ お久しぶりです。私ちょっと風邪ひいていました。胃腸に来るようです。ワンちゃんがいなくなって寂しいです。何だか人間のほうがこのワンちゃんに幸せにしてもらっていたかもしれません。実家の向かいのご夫人はさっぱり元気がありません。やっぱりショックだったんでしょう・・・・・。
by メイのかつおぶし (2006-12-28 08:58)