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言葉遣いと態度-社会人の求職論(2) [会計学学習]

○就職活動での言葉遣い
 
私はどちらかというと礼儀正しい方であるが,なにぶん前職が新聞記者であったため,言葉遣いなどが何となく悪くて,自分でも悩んでいた。実は社会人になってからのほうが言葉遣いが悪いのである。記者稼業の職場の影響であろう。

 言葉遣いで損をしないために,コンビニエンスストアでアルバイトした経験が役に立った。以下はあるコンビニエンスストア・チェーンで,店員向けに掲げている表示にある言葉である。

(1)いらっしゃいませ。
(2)かしこまりました。
(3)少々お待ちください。
(4)恐れ入ります。
(5)申し訳ございません。
(6)ありがとうございました。
(7)またお越しくださいませ。

 就職活動では(1)と(7)は使わないようだが,(2)~(6)はとてもとても役に立つ。こういうものは知識ではなく,実際に口に出して言ってみるしかない。コンビニでは私は全部の言葉がちゃんと言えるようになりたいと目標を立てて仕事をしていた。(4)の恐れ入りますがなかなか言えなかったが,この言葉はとても便利である。恐れ入ります,と最初に言っておけば,後の敬語に多少不安があったり,間違いがあったりしても,相手は「この人は礼儀正しい人だな」と(勘違い!)してくれるのである。

 すみません,という言葉を感謝の言葉に転用するのは,高齢者の中で教養のある人は嫌がるようだ。感謝のときは「ありがとうございました」,謝るときは「申し訳ございません」,相手を立てるときは「恐れ入ります」である。とくに「恐れ入ります」は,自分が勝手に恐れ入っているだけで,だから何だというわけではない。この言葉ひとつで相手が機嫌がいい。はっきりいってズルイ言葉だなと思うのだが,こういうのはどんどん使って,得をするのがいいようだ。

 就職活動では,たとえば問い合わせの電話のときに・・・
「恐れ入ります。わたくし,OOと申しますが,求人の件で問い合わせです。総務のAさんにお願いいたします」
 などとそのまま使える。

○態度について
 言葉を正していくと,態度は治ってくる。私としてはコンビニで働いた経験が大きかった。扱いにくい客が実は多くて,何度かキレられたという失敗もある。
 地元の経営者団体でビジネスマナーセミナーなどに何度か申し込んだのだが,人気らしくて,抽選にもれて,受講できなかった。

○服装
 背広は予算の関係で,量販店でいちばん安いものを1着購入した。前職で使っていた背広はよれよれだった。外回りだったので痛みがあったためである。

 Yシャツなどは白が好きなのだが,職歴があるので,職歴は新卒のように真っ白ではなく,カラーがありますよという意味で,青いものを使った。

 ネクタイなどは季節に合わせてさわやかなものにするといいだろう。背広の色が暗くても,Yシャツとネクタイの色で,印象が大きく変わる。

○笑顔
 苦しいときにニコっとできるか,というのができる営業マンとできない営業マンの違いだという。ニコっとするなんてバカらしいと私は思っていた。私の前職では笑顔をふりまく必要がぜんぜんなかった。コンビニでのアルバイトでも「おつりを渡すときは笑顔と一緒に」などと指導されていたのだが,なんでオレが笑顔でなきゃいけないんだと,実は最後までできなかった。
 ところが,笑顔というのは大事である。答えにくい質問を受けたときににこっとすると,相手は聞かれてうれしい質問だったのかと思うようだ。それににこっとすると,脳が活性化されて,いいアイデアが浮かぶようである。
 これについては騙されたとおもって,やってみるしかない。

 

 


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コメント 2

齋藤匡章

こんばんは。

「コトバを正していくと、態度が直ってくる」というお話、
そのとおりだと思います。

コトバには、精神に働きかける力があるんでしょうね。

コトバ戦略コンサルタント
齋藤匡章
by 齋藤匡章 (2006-05-03 21:17) 

メイのかつおぶし

齋藤匡章さんへ コメントいただきありがとうございます。トラックバックされた「コトバ戦略で売る」にアクセスしてみました。記事が専門家に評価されて光栄です。お仕事頑張って下さい。今後もご愛読よろしく。(^^)
by メイのかつおぶし (2006-05-04 05:58) 

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