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感染症と統計 [自分の身体は自分で守れ]

 PCR検査はありふれたものとされるが、国立感染研が情報を独占したいらしく他の国公私立研究機関にやらせていない。そのためコロナウイルスの感染者数はよく分からないものになってしまった。4月のロサンゼルスの抗体検査では成人の約4%、スタンフォード大の抗体検査では2.5~4%に抗体が見つかったという。だから感染者数は人口のだいたい4%と仮定することができるだろう。

 日本ではコロナウイルス感染症の患者は公費負担で治療する。予算もあるし受入れ医療機関の病床数も少ないので、感染症者を抑えなければならない。感染者数を抑え込むには日ごろから耕種衛生上の態勢を整える必要があった。しかし日本は専門家もいないし、態勢も整えられていない。

 PCR検査の結果をごまかすと、陰性患者が感染させるという事態になってしまう。だからPCR検査をそのものを他の国公私立研究機関にやらせない態勢を取った上、住民にはPCR検査そのものを受けさせない作戦をすることにしたのである。しかしこの作戦はそのうち自然に感染は過ぎ去るから…というのが前提になっている。しかし感染が拡大すると、家庭で感染が広がり、感染者も自宅で死んでしまう。

 こうした行政の悪行を比較的正直に報告して、牽制するのが日本では何と地方警察である。警視庁は自宅や路上での変死者のうち、コロナウイルス感染者がいることを発表した。厚労省は捜査まではうまく制御できないということなのだろう。悪事もいい加減にせいやと言っているのである。何とも奇妙な構造になっている。

 日本の人口は1億2,600万人だから、感染者数を4%とすると、504万人が感染している。厚労省の発表では1万5,000人である。また死亡率を感染者の1%と考えると、死者数は5万400人である。公式発表では520人である。

 日本は人口における死亡率は2019年には137万6,000人で。年推移でも急増している。少子高齢化・人口減社会である。毎月平均11万7,000人が死亡している。だからコロナウイルスによる死者を紛れ込ませることができる。

 オリンピック開催が危ぶまれたため、実態をどうにかごまかそうとして、何らかの工作がされたのかもしれない。しかしオリンピックが延期になったので、その必要性がなくなり、何らかの綻びが出始めたのだろう。

 統計をごまかすというのは国家に対する信頼を疑わせるものである。しかし日本ではこうしたごまかしをすることで成功体験を得ているので、繰り返しごまかしが行われる。利害関係から複雑にごまかしが行われ、後に露呈して3人ぐらい非キャリア官僚に自殺者が出て、収束するという話になる。
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ラブドール

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by ラブドール (2021-09-16 12:07) 

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