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いなか会社 [仕事を考える]

 NHKの番組で、地域おこし協力隊員が派遣されたムラをいびり出されたことを告発したことについて報道していた。ネット動画を使ったとのことである。一方、ムラのほうにも言い分があるらしい。

 そこで動画そのものを見てみたところ、地域おこし協力隊員が業務妨害に耐えかねてムラから出ていこうとすると、自宅が火事に遭って家財道具が水浸しになったらしい。追い打ちに遭ったわけである。ムラの思いがけない執念深さである。

 番組を見て、自分自身のことを振り返ってみると、まるでいなか会社の中にいて、いびられているようなものだと連想してしまった。市街地に住んでいるのであまりいなかとは感じない。しかし会社は都会風でない。パワハラが酷く、仲間うちで昇格を決めて仕事に責任を持たない。みんなで決めたと幼稚な主張をして、堂々とパワハラを加えてくる。赤信号、皆で渡れば怖くないの精神である。

 ニコチン、アルコール、ギャンブル依存症者が目立つ。住宅や車など、身分不相応なローンを買抱えている者も多い。全員とは言わないが、何だか愚か者が多い。愚かさが人相に出ている。

 恥ずかしいと思うことを恥ずかしいと思わず、むしろ見せつけるようなところがある。分かっていないのである。

 例えば会社は経理を求人している。求人票に「明るく笑い声が絶えない」ところとPRされていた。実態は私語哄笑がひどく、耳栓をしなければならないほどである。彼らの仕事ぶりは四半期に1回以上も税務調査を受けていて、まさに最低である。私語哄笑をしているなら仕事するか退職しなさいと言いたくなる。

 本当のいなかとは違い、税務署員まで仲間うちでない。彼らは国家公務員である。だから税務調査は免れず、狙い撃ちされて年に何回も更正処分を受けることになる。いなか会社の人たちはムラの平和を乱しやがってと、税務署を呪っているのだろうか。

 いなか会社というのはこういうものなのである。足の引っ張り合いが強く、引っ張るほうが勢力が強いので、賢かったり能力があったりする人たちは追い出されてしまう。
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いなかのドン [日ごろのこと]

 地域おこし協力隊が派遣される限界集落でいびられたり、里帰りした元サラリーマンが村八分に遭う原因を考えてみた。

 原因は派遣されたり里帰りする以前から、いなかに隠された悪事があるためなのではないだろうか。

 賢い都会の人間がいなかに住むと、いなかの高齢者たちの、個人的なあるいは組織的な、税金や補助金の詐取、どんぶり会計、傷害などの犯罪が隠されているか、隠されているかもしれないとすぐに気付いてしまう。悪事を行っている者たちは日ごろからびくびくしているので、よそ者に気付かれることに敏感である。折角個人的に、あるいは組織的に悪事を隠ぺいしているのに、支配下に置けない若者に告発される恐れが生じるのだから、たまったものではない。

 だから追い出すためにいびったりするだけでは足りず、情報もろとも亡き者にしようとするのだろう。殺人未遂や放火のようなことが発生しするのはこのためである。

 出ていくだけでは済まないというわけである。
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悪事の蓄積 [日ごろのこと]

 組織でも個人でも、あるいは家庭でも、こちらが接触する以前から悪事が蓄積され、隠ぺいされていることがある。その中にいる人たちは悪事が露呈し、告発され、地位を失うことにひやひやしている。彼らが自覚しているように悪事の規模が大きく、露呈すると致命的なのである。

 地域づくり協力隊員が限界集落でいびられてしまうのは悪事が露呈されるのを防ぎ、支配しようとするためである。違法操業を行う中小企業が中途採用者にパワハラを加えるのも構造が同じである。悪事の真っ最中だから、新入りを仲間としたい、あるいは悪事に利用したいのだ。ただしやられているほうとしてはとんでもないことである。

 解決策としてはdetachmentのほかない。告発したり解決したりするエネルギーは使わず、ただそこから離れてしまう、そもそも初めから関わらないのである。いわば顔を見ただけでコンタクトするのを止めてしまう。幸いなことにそういう組織、個人、家庭などというのは、悪相を示していたり態度が悪かったりして、何らかの兆しを示している。まともなアンタは近づくなと親切にも言ってくれているというわけである。そういうところでは偽っていないのである。

 変な顔、怖そうな顔の人だったから口をきかなかったというのは正しい。事業所の入り口にごみがたまっていたから訪問しなかったというのは正しい。へらへら笑っていたから口をきかないというのは正しい、奇妙な感じだったから、騙されそうなので接触を断ったというのも正しい。

 第1感というか、印象というものを大切にしたい。自分に自信を持ち、自分の感覚を信じるのである。

 愚か者にくれてやる時間はない。
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隠ぺいされた組織悪

 長年続く組織には組織悪が蓄積されていることがあり、内容としては犯罪、民事上の不正、粉飾会計などである。組織悪は重大で多数ということもあるし、軽微で少数ということもあるだろう。少なくとも既存の構成員にとって、外部に明らかにされると構成員の1部が追放されるか、組織が崩壊してしまう蓋然性が高いものとして認識されている。こうした認識は間違っていない。悪事を隠ぺいしている人は実によくその重大さが分かっている。だから注意深く隠ぺいされている。

 彼らにとって脅威はよそ者であり、新入りである。脅威が大きければ大きいほど、よそ者や新入りが正義感を持って告発しないように、洗脳したり脅したりして支配しようとする。組織悪の共有体に取り込もうとする。洗脳したり脅迫するのは面倒といえるが、組織を成長させたり維持したりするにはよそ者や新入りを入れざるえないというジレンマがある。

 もっともそんなことはよそ者や新入りにとっては本業や組織の目的と関係ないことなので、支配や脅迫に多大な経営資源を費消するのは不合理だし、理不尽に思ってしまう。

 ただし現在はネットが安価に使えるし、行政やマスコミもネットでの匿名の内部告発を受け付けていることがある。新入りやよそ者が内部告発するのはスマホを少し操作するだけでよい。

 騒動が起きたからといって、行政やマスコミが問題解決に取り組むというわけでない。解決させるには組織の当事者が取り組まなくてはならず、組織的反発に遭うので実に大変である。何の報酬もないのに組織に触れてはいけないもの、蓄積されたタブーに切り込んで、解決する人間はいないのが普通である。

 しかし世の中悪いことばかりではない。良いことはカネに色はないということである。多くの腐った組織が、自分の組織はだめだと思い、新しい事業を新部門や子会社にやらせる。腐った組織が蓄積したカネに色がないからである。腐った組織が出資して、腐っていない子会社が産まれることがある。この蓋然性は少なくとも腐った組織が浄化され、まともになる蓋然性より高い。

 賢明なる組織管理者は蓄積されたタブーには切り込まず、むしろ金だけを利用しようとする。ただし腐ったものは腐り切り、行きつくところまで行きつくまで放っておくしかない。いわば時間戦略である。

 私はかつて、蓄積されたタブーに何度か切り込んで、切り込んで損をした回数は一般の人たちより相当に多いと思われる。個人対組織で、無謀な闘いをするのはドラマの素材にはなるかもしれないが、損ばかりである。

 しかし経験と洞察から時間戦略しか方法はないのではないのではないだろうかと思ってしまう。悪事の勢力が強いときは圧倒されたふりをしてやり過ごす。改革のためには出資させるのである。

 組織悪の悪事が滅びるのは組織と同時のほかはない。組織悪と闘ってはいけない。
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