謹賀新年（2033年）

　明けましておめでとうございます。ブログ読者の新年の御多幸あらんことを。

英検の話

　年末年始は英検の問題集に取り組んだ。筆記試験は70％が合格水準とされているものの、60％ほどの実力らしい。あと10％を上げるにはどうすればいいのかと考えてしまった。問題を解答する慣れ、語彙力というのが課題だろう。英検にはでる単があり、私の電子辞書に入っているので、ひととおり終えた。問題集に取り組むことで何とかしたいものである。

　実務で翻訳をしていると、実は英検1級の問題よりはるかに難しい。英検1級合格というのはやはりマーケティング市場で差異化（差別化）を表示するにすぎない。英検１級以上の資格はないから、英語力に疑問を持たれないというだけにすぎない資格である。

微妙な差

　仕事では微妙な差が明暗を分ける。1番でないと意味がない。競合は自分とほとんど同じように努力している。微妙な差で勝負が決まる。こうした微妙な差はどのように生まれるのだろうか。精神の在り方だろう。真摯かどうか。本気かどうか。大げさに言うと生命を賭しているかどうか。仕事の本質は狂気なのだろうか。甘く見てはいけない。

見苦しいものは見ない

　4月の人事異動以来、総務部の4人の中高年女性の私語がやかましかったが、年末から1/4に低下した。職場環境は改善したと言えるだろう。総務部というのは職場環境を改善する仕事があるはずだが、率先して破壊していたのである。

　それでも彼女らは時折、大口を開けてギャッハッハッハ！　ドッヒャヒャッヒャ！　ヒャーハッハッハ！などと男笑いする。これを何と表現したらいいのだろうか。見苦しい、であろう。

　見苦しいものは見なくてよい。私は視線を向けないことにした。しかし「見苦しい」と思われる人間というのは人間として哀しくないだろうか。人間としての質が大きく異なるのだから、突き放して放っておくのがよい。

書類整理

　幾つかの資格を平行して勉強しているためもあり、未整理の書類が多くて、大掃除でも整理しきれなかった。実家の大掃除は年末年始で全部済んだ。しかし自宅のほうは掃除はできたが書類整理が残っている。ただし本棚は再設置したし、紙ファイルもあるので、あとは整理するだけである。この連休中は外出の予定もないから、大整理をする計画である。

　動画で1960年代の日本映画を興味深く見た。当時は映像の加工も少なく、俳優に整形もないようだ。表現に示唆が多く、それが返って印象を強めている。「美しい暦」「その人は遠く」「祈るひと」「いのちの朝」などを見てしまった。戦前生まれの女優の芦川いづみは決められた結婚と自由恋愛を行き来する役を演じている。哀しさと気丈さを同時に備えている女性というものがよく伝わってくる。