信念と行動 [仕事を考える]
私は、知り合いの教員から、「自分の意思と行動との間に、食い違いがあると、自分の心の中で問題が生じる」「信念の通りに、ぶれずに堂々と行動する人に対して、周りはむしろ畏れの気持ちを抱くものだ」と、教えられた。
私は、なるほどと思った。私は、信念を持っていても外形的にはそれを外に出さないような言動をして、控えめを装うことがある。私は、都会に住んで気後れしているのか、争いを避けたいのか、何となくやり過ごすこともある。しかし、それは心の中でストレスを生じさせるものである。しかし、信念を貫くためもっと自分を主張してもいいような気がする。どういう意思を持っているのかを、はっきりさせて、それを外部に表明していくというのは、重要である。しかし、組織は、個人の信念を嫌う。会社員や教員の世界では、ちょっとでも自分の考えを抱いていると、出世しないものだ。最近では、退職勧奨など、手痛い目に遭うこともある。
自分の性格を考えると、私は、過保護で育ち自己愛が強いためか、出世欲については強いほうだ。出世したいなら、組織において、信念を曲げなければならないのは、明らかである。私は、こうした矛盾が、胃腸炎やパニック障害などの、心身に関する問題を生じさせてしまったのだろう。私には、個人主義的なところがあり信念が強いので、それに沿った生き方をしたほうが、自然といえる。
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