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発熱 [仕事を考える]

 5月末、遠出しようとしていたら駅近くで頭痛がした。念のため自宅に戻ると発熱していた。熱が下がらず、療養となってしまった。診療所にも2回ほど通った。39度ほどの高熱が2、3日下がらなかった。幸いなことはよく眠れたことと、食欲があまり下がらなかったことである。熱が出ていると、おかしな悪夢を見た。しかし数日後、のんきに温泉に入る夢を見た。どうやら治ったらしい。

 トラブルがあって、それが終わったので、関係して熱が出たのだろう。治ったということはもう無罪放免だろう。

 2016年ごろ、定期的な運動への参加者は少なく開店休業状態であった。それが現在10数人になった。概ね3倍程度になった。しかしこれ以上人数が増えないのを私のせいにしたのだろう。

 人間は謙虚でないと、原因と結果を逆に考えたり、敵と味方を逆に考えたりするものである。

 私が抜けたことで、元に戻ると思う。元に戻るというのは開店休業になるということである。売上が上がらないと、賢い経営者は経営努力や事業環境を考える。しかし賢くない経営者は側近を首にして売上を激減させることもある。
 
 当時、開店休業でもつぶれてなかったのだから、本当に単に元に戻るというだけである。定期的な運動はボランティア的だから、本当は売上ではない。しかし営業利益に当たるのものが指導者の懐に入っていたとしたら、ほとんど何もないところへ年数10万円のキャッシュが入った。そして入ることによって、何もないときよりも欲得が膨らんだのだろう。

 金の卵を産む鶏を殺したというわけである。もちろんそんなことしても無益である。しかし人間はこうしたことをやりたがるらしい。

 ローマ帝国の歴史を見ると、政敵は暗殺されたり虐殺されたりする。ここが古代ローマなら、私はさしずめ売上を3倍にした努力のかどで、つまり理不尽な理由で虐殺されたであろう。しかし古代ローマでないので生命や財産は脅かされない。指導者は自らが占有する小さな空間で私を幾ら攻撃しようと、その空間以外の市民社会で何ともすることができない。古代ローマでないことは幸いである。

 私は不安全な狭い空間から放り出されることで安全な広い空間へ解放されたということになる。自主的にやっていた努力や我慢をもうしなくていいので、自由なのである。
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