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兵は拙速を聞く  [仕事を考える]

 表題は孫子の言葉で,戦闘は上手くはないが早く終わらせた例が多いという意味である。「兵は拙速を聞く。未だ巧久を見ざるなり」(戦闘は上手くはないが早く終わらせた例はあっても,上手いが長引いたという例はない)が全句である。すなわち,作戦行動は多少の拙劣があってもさっさと終わらすのがよいという意味だ。

 仕事はビジネスで実質勝ち負けのあることが多いから,情報を素早く集めて,すぐに行動して,結果を明確に出すということが仕事がデキル証拠である。今までの経験から考えると,納得できる格言である。

 孫子の影響を日本で強く受けたのは武田信玄であるという。風林火山という言葉も孫子から引いた。「人は城 人は石垣 人は堀」と家臣の信頼を重視した言葉も残している。この言葉には「情けは味方 仇は敵なり」と続く句があることを最近知った。人の過ちを許して,情けをかけ,人と人とのつながりを重視して,組織を繁栄に結びつけようとする方針を示したものだ。やはり,大物が考えることは違う。


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コメント 2

tyokyori-sousyano-kodoku

こんばんは。
人の大切さ。忙しい中で忘れてしまう事がありますね。
「情けは味方 仇は敵なり」
教訓になりました。
「情けは人の為ならず」自分の為です。
うちの母が言いそうな言葉なので、身にしみました。(健在です)
by tyokyori-sousyano-kodoku (2005-06-28 23:53) 

メイのかつおぶし

うかつ者様 コメントを書いていただきありがとうございます。他人への配慮を忘れないのは大切なことですね。心の余裕が大事です。お母様にもよろしく。
by メイのかつおぶし (2005-06-29 22:30) 

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