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労働組合との付き合い [仕事を考える]

 きょうは労働組合の執行部員と打ち合わせをした。私は会社を離れて2か月間以上経っているほかに、最近は組合事務所に顔を出さないので、彼らと会うのは久しぶりだ。

 きょうは執行部員3人と会ったのだが、気になることが続いている。30歳台の委員長と50歳台の執行部員はいつも、いつも、無意味にニヤニヤしている。私は、これは笑顔ではないと判断している。同じ立場の契約社員に相談すると「彼らは落ち着きがない。あれは病気ですよ」と解説してくれた。私はどういう病気なのか分からない。ただ、私が真剣に話をしているのに、ニヤニヤされるのは誠に腹立たしいことである。

 委員長は私の話に対して、理解力が低く、とても編集者とは思われない。私が労使交渉のやり方が甘いことを指摘すると、すべて「会社が悪い」という話に持っていく。ワンパターンである。私は「会社が悪いのではなくて、組合が悪いのですよ」とハッキリ言うと、「そんなこと言わないで」「傷付けないで」というような表情をするが、言葉としては何も発しない。

 ムッともしないらしい。放っておくとすぐにニヤニヤ笑い出す。 執行部員は、負けて悔しいから頑張って直す、指摘されるときちんと反論する、というようなことがないようだ。ロジックに弱い。向上心がまるでないかのようだ。

 「会社は解決金X万円を提示してきた。X万円は最終の額ではないのだという」と委員長は話す。私は「X万円という額の根拠は?」と尋ねた。委員長は「それはない」。私は「X万円の根拠を会社に尋ねたのですか?」とただすと、「いや尋ねていない」などという。アホである。

 私は「最終の額じゃない、とは失礼な話です。最終の額を会社に尋ねましたか?」と委員長にただすと、「いや尋ねていない」などという。やれやれ。

 折衝というのは、相手側の根拠や理由や事情やロジックを理解しながら、こちらも主張するということを繰り返さなければいけない。それにもかかわらず、何も情報を得ていないのだ。

 労働組合が上手く折衝ができないのは、企業内労働組合だから、会社に強い主張はできなかったり、労使協調のために会社と癒着していたりするためではないようだ。執行部員は交渉らしい交渉ができないようなのだ。これはいわば力量の問題であろう。


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