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小さな世界 [会計学学習]

 北米での研修で驚いたのは、英語を使っていると、あからさまに敵意をむき出しにしてくる社会人大学院生がいることだ。同級生ではなく初対面の、他の大学院からやって来た社会人である。尋ねてみると、仕事や駐在で海外に住んでいたことがあるので、全然伝わらないというわけではないが、ブロークンのままである。

 激しい劣等感で顔を醜く歪め、私に敵意をむき出しにしても、英語ができるようにならない。折角英語でコミュニケーションができる機会が豊富にあるのに外の世界に向かわず、日本人同士の小さな世界にくすぶるというわけである。よく知らない人に敵意をむき出しにできるなあ、トラブルメーカーではないかと呆れてしまった。

 そこで私はもっとはっきり英語ができることを示した。例えば教授と堂々と英語で質疑応答を繰り返すのである。彼らも私と同様、質疑応答できる機会があるのにやらず、私だけやるのである。こうすると、彼らと英語力に差があることが歴然となった。一方、彼らに失敬だぞと口論することは避けた。次第に敵意のむき出しはなくなった。

 どうしてこのようなことが生じるのだろうと考えてしまった。恐らく天意である。天に口なしという。私にもっと頑張れという天意である。天が愚か者を利用して、私にもうひと頑張りするように気合を入れたのだろう。頑張ったかいがあり、複数の教授に非常に褒められ、自信になった。wiselyに過ごしてよかったとしみじみ思う。
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