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托卵型親 [日ごろのこと]

 カッコウは巣を作らず、モズなどの巣に卵を産みつけ、自分たちの卵と誤認したモズなどに子育てを任せてしまう。かえった雛もずうずうしく、もともとのモズなどの卵を地面に落とす。これを托卵という。カッコウは生殖の責任を持たない。

 人間にも托卵型がいて、子どもを手放して自由になりたい根性が強いのか、すきあらば人の善意を利用して長時間預けっぱなしにする。子育ては辛いので、手放したい無意識があるのだ。

 こうした狡さというのは隠され、巧妙である。こうした狡さを見抜き、ツボを突いて指摘するのも重要であろう。

 団塊ジュニアの子ども時代のように、子どもがたくさんいて、ごちゃごちゃしている中で、誰かが預け、誰かが預けられ、それが頻繁に入れ替わっているのではない。少子高齢化、人口減で、そうした小さなコミュニティすら成立しないのは残念なことだろう。

 既婚の親類縁者のうち、こうした托卵型が2組もいて、そのうち1組から直接的な迷惑を被りそうになった。周囲の反対にもかかわらず私がズバッと拒んで、事なきを得たことがある。後年、それはとても良かったと評価された。

 それは第1にあなたの責任でしょうと指摘するだけでいいのである。人間は生殖の責任を取らなければならない。それは私ではなく本人であり、第1の責任はあくまで本人が取るのだ。冷たいようだが、本人の責任放棄を決して容認してはならない。
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