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命運 [日ごろのこと]

 大学院では同級生の年齢は20歳台から60歳台で幅広い。ここ2年で、本人の入院が2件、家族の訃報が3,4件あった。

 同級生はそうした命運の前兆を出しているようだ。落ち着かないな、不機嫌だなと思ったら、その後、本人の傷病や家族の訃報に遭遇するようである。そしてそうした事件が過ぎると、少し落ち着くようである。

 ある同級生のプレゼンテーションを聞いていると、先走っているな、考えが浅いなと思ったら、その後、本人が脳溢血になっていた。別の同級生は些細なことで、延々と教員に噛みついていて、馬鹿馬鹿しいなと思っていたらその後、家族が亡くなったとのことである。

 特徴として落ち着かない、浅慮、軽挙妄動ということがある。声の調子も甲高く、聞きずらく、早口である。

 恐らくこうした命運を本人が無意識に感じて、落ち着かなくなるのだろう。しかし落ち着いても落ち着かなくても命運はやって来るようである。

 私としてははるかに年上の人たち、または既に中年になった人たちに落ち着けとは言えない。若くもない社会人になってから知り合ったのだから、本人がもともとこうした性格なのか、一時的に落ち着いていないだけなのかも見分けがつかない。だから放っておくしかない。

 議論を吹っ掛けられても真面目に相手にしない。命運を害悪と言っていいのかどうか戸惑うが、いわば本人が害悪を表出しているのである。それこそ6 feetも離れれば被害に遭わなくてすむ。落ち着かなかったのはこうした理由だったのね、と後から分かるぐらいでちょうどいいのである。
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