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“カッと来る人間” [日ごろのこと]

 合理的な理由もないのに度を越した怒りを示す人間は付き合いにくい。人の話は聞きたくなのだろう。性格的な欠陥があるのかもしれない。

 4月にコンフリクトが生じたが、私のほうが損失を被ることで収めてしまった。損失といっても金銭でない。私からみると機会の喪失であるが、考えてみると機会を失ったことで、その分時間と金銭の節約になる。

 以前、あまり合理的な理由なく怒鳴られたことが少なくとも2回はあった。事情を話して納得してもらったと思ったら、おかしなところで怒鳴りだしたりされたので困ってしまった。今から考えても、そこでどうしてそのように強い憤りが出てくるのか奇妙である。

 無知や勘違いなどが原因にあるのだろうが、今回は私のほうでも残念なところがあり、仕方がない。ささいな行き違いも許せないのだろう。不寛容なのである。

 私のほうから見ると裏切られたな…と思った。河合隼雄の「大人の友情」を読み返してみたりした。裏切りという章がある。

 私は自分では自分と他人の区別はつけている。人間は立場も知性も経済力も異なる。しかし相手が自分と他人の区別がつくとは限らない。親しくなると同一視という心理学的症状を来すことがあるという。自分と他人の区別がつかなくなる。

 同一視は危険で、自分が考えるように相手が考えないと怒り出すという人もいるのかもしれない。思想や価値観を無理に一致させるなどまっぴらごめんで、異なるほうが自然である。私はそういう意味では自由主義者である。
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