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資格や貯蓄と、サラリーマン [仕事を考える]

 会社では心にもない忍従を強いられることがある。上司らに命令されることもあるし、あるいは断る余地を残して社外、就業時間外に呼び出され、選択を迫られることがある。後者は大抵、上司自身がやるべき汚れ仕事である。やらせようとする上司等は結果の責任を押し付けたい。だからこそ選択権を与えるのだろう。自分から進んでやったのだという責任回避策も考えているのだろう。

 心にもない忍従を重ねていくと、昇進昇級という待遇が与えられる可能性がある。しかし昇進昇級した結果、さらに大きなストレスから傷病に陥ったり、嫌になって退職して失業者になることもある。サラリーマンというのはこうした矛盾した役目を引き受けるものである。

 勤めている会社では悪事を重ねて管理職になったが1年余りで退職し、退職して魂の抜けた失業者のままというケースが幾つもある。管理職から多額の住宅ローンを抱えた失業者になるのである。また傷病に陥り、病人のままというケースもある。悪これまでやってきたいわば“悪事のスキル”や“悪事の実績”は雇用市場ではニーズがないどころか、愚かさや弱点になるからだろう。

 汚れ仕事を断った結果、たとえ退職を迫られても、ひと財産あればすぐに焦らなくてもいいし、費用を払って弁護士を委任することもできるだろう。また独立系の資格と開業資金があればいざというときは独立すればいいと思うこともできるだろう。

 だからこそ、サラリーマンとして活躍するにはこうしたインフラを構築することが重要である。サラリーマンのインフラとは生活費をできるだけ抑え込むこと、いざというときの半年~1年分以上のキャッシュ、独立系の資格、さらに開業資金のためのキャッシュのほか、サラリーマンとして有能であるためスキルアップのための投資という5点が必要であろう。

 こうしたことは学生時代に知っておきたかった。しかし5点全部はやっていなかったが、幾つかはやっていたのだから、まだましなほうではあっただろう。
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