ATMで忘れ物を発見 [社会を考える]
駅ビルのATMで、置き忘れられたスマホを発見した。持ち主はすれ違った中年女性らしい。もう姿は見えない。
そこでATMのインターフォンに連絡した。カードや通帳ならばATMに備え付けられている連絡箱に入れればよい。しかしスマホに厚さがあり、入りそうにない。インターフォンの係にそう告げると、取りに行けないので、交番に届けてくれと言う。
しかしATM施設内での遺失物なので、金融機関に責任があるはずである。管理はそちらではと指摘すると、と誰かと相談したらしく、「落とし主が戻ってくるかもしれないからそのままにしてくれ」「誰か人をやる」とのことである。しかし私が立ち去ると、今度は持ち去られるかもしれない。落とし物の次に盗難が発生しそうである。
偶然、施設の警備員が巡回したのを捕まえて、いきさつを話してスマホを管理してくれと頼んだ。警備員ものんびりしていて、そのままにしておけばいいんですよねと言う。いや違う、金融機関の係と連絡を取って対処してくれと言った。
帰宅して遺失物法を調べると、施設内の忘れ物は施設占有者に交付しなければならない。施設占有者というのは金融機関なのだが、何と受け取りを拒んでいる。そうすると、ATMを含む駅ビルの警備員に引き渡すしかないのだろう。
遺失物法第4条第1項
拾得者は、速やかに、拾得をした物件を遺失者に返還し、又は警察署長に提出しなければならない。ただし、法令の規定によりその所持が禁止されている物に該当する物件及び犯罪の犯人が占有していたと認められる物件は、速やかに、これを警察署長に提出しなければならない。
第2項 施設において物件(埋蔵物を除く。第三節において同じ。)の拾得をした拾得者(当該施設の施設占有者を除く。)は、前項の規定にかかわらず、速やかに、当該物件を当該施設の施設占有者に交付しなければならない。
無人のATMには落とし物がさまざまにあるはずだが、通帳やカード以外の落とし物に対しては無責任な態度である。面倒臭いので対応したくないし、盗難が起こっても見て見ぬふりなのだろう。
ATMはオレオレ詐欺の温床になっていて、日本全体で何100億円もの被害が出ていても、ATMの数や利用時間を制限したり、有人化したりしないのは金融機関の無責任、社会的責任の放棄を感じる。
そこでATMのインターフォンに連絡した。カードや通帳ならばATMに備え付けられている連絡箱に入れればよい。しかしスマホに厚さがあり、入りそうにない。インターフォンの係にそう告げると、取りに行けないので、交番に届けてくれと言う。
しかしATM施設内での遺失物なので、金融機関に責任があるはずである。管理はそちらではと指摘すると、と誰かと相談したらしく、「落とし主が戻ってくるかもしれないからそのままにしてくれ」「誰か人をやる」とのことである。しかし私が立ち去ると、今度は持ち去られるかもしれない。落とし物の次に盗難が発生しそうである。
偶然、施設の警備員が巡回したのを捕まえて、いきさつを話してスマホを管理してくれと頼んだ。警備員ものんびりしていて、そのままにしておけばいいんですよねと言う。いや違う、金融機関の係と連絡を取って対処してくれと言った。
帰宅して遺失物法を調べると、施設内の忘れ物は施設占有者に交付しなければならない。施設占有者というのは金融機関なのだが、何と受け取りを拒んでいる。そうすると、ATMを含む駅ビルの警備員に引き渡すしかないのだろう。
遺失物法第4条第1項
拾得者は、速やかに、拾得をした物件を遺失者に返還し、又は警察署長に提出しなければならない。ただし、法令の規定によりその所持が禁止されている物に該当する物件及び犯罪の犯人が占有していたと認められる物件は、速やかに、これを警察署長に提出しなければならない。
第2項 施設において物件(埋蔵物を除く。第三節において同じ。)の拾得をした拾得者(当該施設の施設占有者を除く。)は、前項の規定にかかわらず、速やかに、当該物件を当該施設の施設占有者に交付しなければならない。
無人のATMには落とし物がさまざまにあるはずだが、通帳やカード以外の落とし物に対しては無責任な態度である。面倒臭いので対応したくないし、盗難が起こっても見て見ぬふりなのだろう。
ATMはオレオレ詐欺の温床になっていて、日本全体で何100億円もの被害が出ていても、ATMの数や利用時間を制限したり、有人化したりしないのは金融機関の無責任、社会的責任の放棄を感じる。
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