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「われわれとかかわるな」 [日ごろのこと]

 ビジネスコンビニが新しくオープンして、宣伝もしていたから、そこで100枚ぐらいの両面コピーをしようとした。郵便で出す必要があったから少し急いでいた。両面の原稿が大部だから、コンビニのコピーでは機能不足で、フィーダーが必要であった。

 しかし要領の得ない先客に対応していた女性店員に5分以上待たされた。順番がようやくやって来ると店でコピーを使用中だから貸せないと言われてしまった。コピー機そのものは停止していた。他の手段はないのかと尋ねると、さあコンビニでもと嫌味である。

 これなら待っている間にコピー機は使えないと一言掛けてくれれば時間を省けたのにと思ってしまった。なんだかいじわるされたようで不快になってしまった。地方都市だから賃金も安く、販売のトレーニングもされていないのだろうと思って我慢した。少し歩いて同じビジネスコンビニの他店に行くと、店員も親切で快適に使うことができた。同じチェーンとは思えないほどである。新しくオープンした店はマネジメントがうまくいっていないのだろう。

 ビジネスは売上を上げ、売上原価や販管費を下げ、営業利益を上げることが目的である。営業や販売は商品やサービスをたくさん売ることが必要で、提供する商材が顧客にふさわしくなくても他の手段を示すことが本当の営業になる。しかし店員は「買うな」「使うな」と言動で示すだけでなく、そもそも「われわれとかかわるな」「あっちへ行け」みたいなことを伝えている。

 こうしたことが何件かある。耳鼻科、ホテルのレストラン、パン屋で、いきなり嫌な顔をされた。初対面なのに奇妙に思ったが、提供するサービスや商品に問題があって、あなたがここにかかわってはいけないと店員が言動で伝えたのである。地方都市だから選択肢が少ないと考え、我慢して利用し続けるのではなく、一切かかわるのを止めてしまった。するともっとふさわしいところが見つかった。

 悪事を企む人間が悪相であるように、ビジネス組織も言動や態度で凶相を示す。店先が片付いていなかったり、不衛生だったりすると、少し注意したほうがよい。販売や営業のスタッフが「かかわるな」と示唆するような言動をするなら、要注意である。言葉遣いはまるで故意に顧客に嫌われることが狙いのように悪いものである。

 もちろんそうした悪相の者は社会からいなくなり、悪い商売は滅びてほしいものであるが、社会は複雑である。悪相の者に進んで利用され、悪い商売のカモになる者もいるのである。
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