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だめな人間や組織は良くならない [仕事を考える]

 勤務する会社では売上高700百万円となり2019年度の1000百万円近くから▲30%となったらしい。私が入社して間もなく、売上高740百万円で「経営危機」と騒いでいたが、それより低下した。実質は営業損失だが引当金を取り崩して税引後利益を出しているらしい。
 
 モデルケースを考えると売上1,000百万円の小売卸売であったら人員10人で経営するのが理想である(1人当たりの売上高100百万円)。しかし勤務する会社ではこのモデルケースより売上高が低いのに人員は4倍の40人もいる。さらには売上高が下がってもすぐには減員せず、取締役会が「夢よもう一度」と考えているのか、むしろ増員している。取締役も増員している。だから人員も施設もだぶついていている。使わないリース車両が置きっぱなしで、5つもある会議室もいつも空いている。

 会社に行くと社員が延々と談笑、哄笑している。黙っていればいいのにしゃべるから教養や品性の低さ、幼稚さがあからさまで嫌悪してしまう。中には年齢不相応なおかしな恰好をしている者もいて、もう高齢に差し掛かる女性がティーンエイジのような服装をしているのは醜悪である。

 こうして思うのはだめな人間やだめな組織は良くならないということである。もちろん君子豹変す、男子3日会わざれば刮目して見よということもある。しかし入社したとき、こいつだめだなと思った連中はもっとだめになっているか、病気になっている。だめな組織も改善するどころか悪化している。

 P/LとB/Sで、P/Lは悪化していたときよりさらに悪化したし、B/Sは大きな負債が加わり純資産も減少ということになった。もちろん急激な変化ではない。数年かけて徐々に悪化している。株式会社は無責任体制である。支払不能になったとき、被害を蒙るのは売掛金の債権者であろう。しかし商売なのだから売掛金管理をきちんとしておくことだ。どうやら最大の仕入先の代表取締役は私が目撃しただけで、2回も来社している。業界の評判で懸念を抱いているのだろう。
 
 債権者たる金融機関は連帯保証人を許さない。最後に泣くのは破産させられる連帯保証人とその家族だけであろう。

 高学歴のエリートには失礼かもしれないがサラリーマンの仕事は1部を除いて誰でもできるように設計されていて、とりわけ地方の中小企業の場合、求人難もあり資格も経験も何もないような人たちがマジョリティになっている。中途入社の2年間でもう学ぶことはなくなったのだし、首都圏にいるうちに何とかすれば良かったと思ってしまう。地方では転職先がないので、そのままである。

 もっとも2010年代に転職していても、このCOVID-19騒動でリストラに遭っていたのかもしれない。パワハラに遭っていても時間を節約して、こうして勉強していたほうが幸せかもしれない。何とも分からない。

 パワハラに遭っている間、MBAを含めて幾つか資格を取って、社外の友人知人には驚かれることがあるが、独立まではもう少しである。
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