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悪事の蓄積 [日ごろのこと]

 組織でも個人でも、あるいは家庭でも、こちらが接触する以前から悪事が蓄積され、隠ぺいされていることがある。その中にいる人たちは悪事が露呈し、告発され、地位を失うことにひやひやしている。彼らが自覚しているように悪事の規模が大きく、露呈すると致命的なのである。

 地域づくり協力隊員が限界集落でいびられてしまうのは悪事が露呈されるのを防ぎ、支配しようとするためである。違法操業を行う中小企業が中途採用者にパワハラを加えるのも構造が同じである。悪事の真っ最中だから、新入りを仲間としたい、あるいは悪事に利用したいのだ。ただしやられているほうとしてはとんでもないことである。

 解決策としてはdetachmentのほかない。告発したり解決したりするエネルギーは使わず、ただそこから離れてしまう、そもそも初めから関わらないのである。いわば顔を見ただけでコンタクトするのを止めてしまう。幸いなことにそういう組織、個人、家庭などというのは、悪相を示していたり態度が悪かったりして、何らかの兆しを示している。まともなアンタは近づくなと親切にも言ってくれているというわけである。そういうところでは偽っていないのである。

 変な顔、怖そうな顔の人だったから口をきかなかったというのは正しい。事業所の入り口にごみがたまっていたから訪問しなかったというのは正しい。へらへら笑っていたから口をきかないというのは正しい、奇妙な感じだったから、騙されそうなので接触を断ったというのも正しい。

 第1感というか、印象というものを大切にしたい。自分に自信を持ち、自分の感覚を信じるのである。

 愚か者にくれてやる時間はない。
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