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職場の私語 [仕事を考える]

退職した総務部長
 2022年度から、総務部長を含む4人の総務部員の中高年女性たちの私語哄笑に迷惑していた。私がいる位置は総務部の島からは5,6mほど離れているから必ずしも近いわけでない。しかし彼女らの声が大きく所作もがさつで、動作音が大きい。

 せっかくパーティションがあるのに、顔を見せて私語哄笑をしたいらしく、足腰が痛むらしいのに長々と立ち上がってしゃべっている。よほどしゃべりたいらしい。仕事ぶりも旧態依然たるもので、ミスやクレームが多発してるようで、どたばたとしている。

 成果を挙げられなかったのか、2023年度に総務部長の女性は部長に昇格して1年余りで中途退職した。部長からして私語哄笑を主導していたのだから、退職して当然である。騒音源が4人から3人に減った。さらにもう1人は年度末に退職予定だという。もっとも、騒音源はゼロ人になるのが理想であろう。

 パワハラで7時間ぐらい机についていなければならない身にとってはパワハラの上に、愚か者たちの私語哄笑を聴き続けなければならないので、大きなストレスであった。耳障りの上に見苦しい。

 原因を考えると、もちろん会社のマネジメント不全であろう。また売上が下がって仕事が減っているのに人員過剰なのである。ところが代表取締役も時折ギャッハッハッハ!とやっている。注意するどころか騒音を主導しているのである。

 本質を考えると、中高年女性たちはそろって品性や教養が乏しく、スキルもなく仕事に不熱心である。平均的か、平均未満の労働者と言える。努力家かどうかと考えると、いわば非努力家である。平均的な人というより、どちらかというと怠け者であろう。決して貯金をしない、毎晩酒を飲むなど、聞き苦しい話からはだめ人間であることが分かる。黙っていれば知られないのに。

 そこで私は私語哄笑や動作音で騒音を立てるのことが、彼女らの自己承認欲求の表れではないかと考えた。職場がいわば彼女らの唯一の人生のステージなのである。

 注目を集めようにも彼女らは何か努力があるわけでもなく、実績があるわけでもなく、能力があるわけでもなく、哄笑談笑して騒音を立て、動作音を立てて、注目を浴びようとするのである。視線や関心が欲しいのである。時代錯誤の暴走族と同じ心理であろう。

 もっとも注目を浴びる場は社外でも良い。家庭、趣味、スポーツ、ボランティアなど、注目を浴びる場があるだろう。しかし彼女らは不活発で怠け者なので、職場以外の場所がない。恐らく相当に近い人間関係でも無視されるのだろう。社外で決して得られないからこそ、安易に職場に求めるのであろう。そして耳障りで、見苦しいという強い印象を与えてさえ、自己承認欲求を満たそうとするのである。

 こうした自己承認欲求には意識的なものもあれば無意識的なものもあろう。少なくとも職場にいけば同僚は出勤せざるを得ないからギャラリーがいるというわけである。暴走族はギャラリーがいない地方の農道で暴走はしない。暴走族は住民が多数いる街中で暴走するのである。しかし住民は暴走族のためにそこに住んでいるわけではない。

成果を挙げた目隠しと耳栓
 私は2023年度からパーティションの上に目隠しをつけるようにした。中高年女性たちが騒いでも、一切視線をくれてやらないことにしたのである。こうすると私語哄笑は半分ほどとなった。それでも耳障りなので、6月から耳栓をするようにした。耳栓というのは人声を通すので、完全には無音にできない。それでも半分ほどの音量になる。しゃべっている内容はほとんど分からなくなった。

 堂々と耳栓をつけることにした。しばらくすると、耳栓をしていることに気付かれたらしい。職場で大型のノイズキャンセラーをつけるわけにはいかない。しかしノイズキャンセラーのカタログを読むことにした。

 承認してほしい、注目してほしいのに、少なくとも私には騒音源にすぎないとみなされた。こうしたことが自覚されたのか、私語哄笑は当初の4分の1ほどとなった。

 こうした耳障りで見苦しい愚か者集団に対して、私の知恵が勝利していると言える。本当はいなくなってもらう、つまり退職してもらうのがいちばんである。

 しかしこうした人材をわざわざ採用して給与を支払っているのは、やはり代表取締役が原因であろう。同じ色の羽の鳥は集まるというわけである。進歩や成長をしない人材はそうした人材を集めてしまう。

 衰退する組織は衰退を早める、説明のつかない戦略を取るものである。
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