上手くいかないのはいいこと

　努力しているのにどうにも上手くいかないということがある。

　私はMBA留学を目指していたが上手くいかず出願するところまですらたどりつかなかった。一方、国内MBAは1回で入試を突破して、海外研修にも参加して、修了できた。1番ではなかったが上位の成績だった。仕事も辞めなくて済み、ボーナスの1部程度の負担で済んだ。

　海外MBAを目指していたとき、勉強しているのにTOEFLの成績が下がっていくのでがっかりしたものである。やはり方向が間違っていたのだろう。

　努力しているのに上手くいかないとき、ラッキーだと思わなくてはいけない。方向が間違っているのである。縁のあるもの、体験したもの、手近にあるものを中心に考え直すといいだろう。メディアの露出が多いもの、有名なもの、評価の高いものは自分にとっては有害で不利かもしれない。

　私費MBA留学をして、修了時1,000万円を超える負債を抱えるという話を聞くと、負債を一切しないで済んだのだから、私はとてもラッキーなのかもしれない。

　不利、不合格、不採用（または受験するところまで行かない）など、がっかりするが、よく考えてみろというメッセージかもしれない。