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私語発生のメカニズム [仕事を考える]

 4人の中高年女性が発生させる私語が職場環境を悪化させていることは以前にも記した。

中高年女性たちが集団で私語を発生させるというのはよくあることらしい。ウェブでこうした私語の問題を検索すると次のような発生メカニズムがあるらしいということが分かった。

 会社にいるような、平均的な人材である中高年女性は自信がなく、代わりに強い承認欲求があるらしい。存在をアピールして注目を集め、承認欲求を満たそうとするらしい。注目や人気がほしいのである。存在をアピールする手段として大声の私語、哄笑爆笑、小走り、不必要な動作音などがある。

 もっとも承認欲求は職場で満たす必要はなく、職場外で満たしてもいいようなものである。家族親族、友人知人、趣味・スポーツ・ボランティアの集団内などである。しかし自信のない中高年女性たちは職場外活動がほとんどなく(いわゆるリア充でない)、家族親族内での評価も高くなく、人間関係も豊かでないので、同僚が必ずいる職場を承認欲求を満たす場として選んでいる。

 大声の私語、哄笑爆笑、小走り、不必要な動作音などは同僚に嫌悪感を抱かれて逆効果なのにもかかわらず、自信のない彼女らは不合理な行動をストップできない。承認が得られないからさらに声や音が大きくなるのかもしれない。それほどに承認欲求が強く、それほどに自信がなく、それほどにも職場外での人間関係が乏しいのである。憐れと言えるが、承認欲求が強すぎると、嫌悪感すらも得たいと思うものらしい。

 考えてみると、彼女らにとって承認者というのは選択的でないのかもしれない。つまり近くにいる誰からでもいいから注目を集めたいということなのかもしれない。

 物理的に見ると、私は彼女らにとっていちばん近い席にいる者であるから、ひょっとしたら私に承認されたいのかもしれない。だとするとマスキングすることで私の姿を彼女らから見えなくすると、承認すべき者の姿が見えなくなるので、アピール行動が低下するかもしれない。

 そういうふうに考えていたら、マスキングして初日のきょう、私語の程度が大幅に低下した。静かな時間がかなり長かった。

 もっともMBA的にはこうした平均的な人材も経営に参画させ、提案させ、自覚させることが組織活性化の道であろう。しかし私はパワハラに遭っていて、何とか防戦しているがそれだけで会社では精一杯であり、組織改革をすることはできない。職場外では学習や活動でひどく多忙である。MBAはそうした活動で修了したのである。

 私のとってもマスキングによって見苦しいものを目にしなくて良かった。視覚の影響は聴覚の影響より大きいようだ。
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