職場の私語抑制に成功その2

　机のパーティション上のマスキングを2倍にしたところ、私語がさらに減った。沈黙の時間が相当に長いのである。私語をするにしても離れたところでやったり、こそこそとやったりするようになった。

　これまでの激しい私語の原因としては中高年女性たちの負の承認欲求である。職場外で注目や関心を得られないので、職場内で騒いで注目や関心を得ようとしていたのである。私が迷惑に思い、視線をやるとそれが嬉しくて大騒ぎしていたのである。幼児のような心理であり、また無意識的に行われていたのだろう。

　マスキングにより、彼女らから私の存在が見えなくなると、彼女らは普段の姿に戻ったのだろう。彼女らは平均より不活発で、社会性が低く、年齢に比べ幼稚であり、だからこそ職場外で注目や関心が得られないのである。